Message from Nanase

Dear Friends,

I still can't believe what's happening in Japan.
I can't believe what I'm watching on TV.
Is this my country? Are they Japanese people?

My country is a very modern,
safe and sophisticated country.
We has been a "giver" for a long time.
We are a good ally to the US.
We love European culture.
We are a good friend to Middle-Eastern countries.
And we never forget that we are a part of Asia.

People are reserved, humble and respectful.
I'm very proud of it.
But that's why, I'm worried now.
Japanese people are suffering
in SILENCE and PATIENCE.
There is no looting, no killing.
But they have deep loneliness and sadness
in their hearts.

I got so many warm comments and
encouragements here, in the US.
I was so moved how people are caring of Japan and its people.
Now, I want to send the love I have received to Japan.

I have always believed that
SMILE is the smallest unit of PEACE.
So, please join this project with your beautiful smiles.
You don't have to be a movie star or a millionaire.
Just tell them that you are here, thinking of Japan.
Love from the world. We really need it.

And I hope someday, when you can visit Japan,
you will be welcomed with a lot of delicious dishes!!!

3.14.2011
Nanase

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日本のみんなへ

みんなが大変な時に私だけ安全なところにいてごめんね。
TVを見る度に胸がしめつけられる。
これが日本だとは思えない。
私たちが被災者になるなんて。外国から援助を受けるなんて。
そしてみんな無力感にうちひしがれている。
自分がちっぽけで何もできないことに。
毎日暗いニュースを見て涙をこぼしている。

私は被災者でもないのに、
アメリカでたくさんの励ましの言葉をもらってます。
お隣のキャサリンからは、手作りケーキと手紙をもらいました。
「私たちは日本を想っています。できることがあれば何でも言って。」
と書いてありました。

ケーキは届けられないけど、私はこの想いを届けたい。
日本はひとりぼっちじゃないということ。
世界中が日本のために心を痛めてるということ。

笑顔は平和の最小単位だと信じるから、
ありったけたくさんの笑顔を集めて日本におくります。
世界の愛を感じて、癒されて、もっともっといい国を作ろう!
笑顔のあふれる、豊かで温かく、強く聡明な国を作ろう!

P・S
癒されたら、今度はみんなが笑顔の写真を送って下さい!
そして世界千周分くらいの笑顔の輪をつくるのだ。


2011年3月14日
七瀬


追伸(3/23)

この企画に対して色んな意見があると思います。被災地はまだ緊急支援、人命救助の段階です。もちろんネットなんて見られる状況にないと思うし、避難所はもとより、東京でも計画停電が行われています。また大切な人を亡くして、今は人の笑顔を見るのが辛いという方もいるでしょう。
 一方で、すでにCNNでは震災のニュースはぐっと減っています。この悲劇がたくさんの情報の中で、世界に忘れられてしまうのではないかという恐怖感があります。私は今回の震災の復興は日本だけでできると思っていません。世界の人たちの応援や協力をもらって、それぞれの立ち位置から長期的な視野で取り組んでいかなければならないと思っています。
 学生時代から私は劇団虹の仲間とインドネシアのアチェや新潟などの被災地に行き、ミュージカルを通して笑顔を届ける活動をしてきました。災害の数年後、たくさんの援助をうけて道路や家は建っていました。目に見えるものができると、人々は元通りになったと安心して去って行きます。けれど心の闇は見えません。新しい家でぽっかりと心に穴があいたまま生活していかないといけないのです。そんな時もし「誰かとつながっている」と空を見て感じられたら、その想いがその人の心を強くしてくれると私は信じています。
 私は傷つきやすく、無力で泣き虫な人間です。でも未来に対して希望を失いたくない。今私のおなかの中にいる赤ちゃんや、次の時代をいきる子ども達に「辛いこともあるけど、世界は素晴らしいところだよ、生きるって楽しいことだよ」と自信をもって伝えたい。
一つの笑顔が誰かの心を照らし、人と人を繋げ、世界が一つになることを願って。